フォーラム 「あたらしいわたし」第4回目『見えるお金見えない生命』(2015-8-30開催予定)に関して
今年で22回目となる『火の国九州山口有機農業の祭典』が別府市で開催された。
参加して感じたことをかきたい。
有機農業を実践されている方々は信念の人が多いが、最近は若者も参画してきている。
作物はおのおのが研究を重ねてできる物なので特別の産物であるのは言うまでもない。
この農業は私たちへの身体への安心安全はもちろん、地球の環境にとっても空気、水を汚すことなく、調和のとれる優しい農業なのだが、消費者の側の理解度が遅れているように思える。基調講演ではNPO法人『大地と命の会』の中尾慶子さんが「学校現場で感じる食と健康への危機感・一ヶ月で体が変わる食改善」という内容で話された。詳しくは
『大地と命の会』のホームページhttp://daititoinotinokai.web.fc2.com/
生産者の一人は慣行農業から有機農業に切り替えた理由を話された。
戦後、ホリドールが入ってきて農薬を使用した米作り、みかんつくりをしていた。
あるとき身体の具合が悪くなり目にも異常が出てきた。病院を2、3回り検診を受けたが原因がわからなかった。北里大学病院で血液検査を受けたところ血液中から7種類の化学物質が確認されたことから農薬の恐ろしさを実感したというもの。
今、私たちの周囲はPM2.5や放射能など各自でどうしようもない現実がある。しかし農業は農薬を使用しなくても日本の古い農業にかえることで解決できると考える。
日本の有機農業は世界中でモデルにされている。そして熊本は有機農業の先進県である。でも熊本有機研究会が県の実態調査を一軒一軒出向いてやった結果、県の農業者全体の0.7% 山都町が一番多く3%であったそうだ。
消費者が多くを学び要求をしなければ、これからも地球に優しい農業は拡大は難しいと感じた。
最後に興味のある方に紹介したい
「第10回遺伝子組み換え作物は植えません食べません GMOフリーゾーン全国交流集会In 熊本」
日時 2015・3・7(土)13:30~15:00 参加費500円
場所 阿蘇の司ビラパークホテル フラワーホール
熊本県阿蘇市黒川1230 TEL 0967-324-8145
今月 尾池和子さんと共にオリーブ畑をオーガニックでやってみることにしている。
報告 小佐田良子